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2016-06-19

思いつきホロスコープ診断6

2009/04/29 18:28 参照数551

二条天皇のホロスコープを診てみます。

康治二年六月十八日京都生まれ 
西暦にすると1143年7月31日 出生時刻はわからないのでホロスコープは12:00で設定

〈ユリウス暦で診た改訂後〉
獅子座の第一旬の太陽
獅子座の支配性の太陽は、自らの人生を演出する創造性と自己表現力を授けます。
気迫のある強い性格の持ち主で、元気溌剌として疲れを知らず、勤勉で独立心も旺盛です。
自ら大きなエネルギーを持つだけでなく、人々を鼓舞し指導する力を備えており、社会的に大きな責任感を果たします。

魚座の月
同情心が強くセンチメンタルな性格です。
物事に感動しやすい反面、過度に感情に溺れる傾向があります。

太陽と水星のかなりタイトな合。
自己表現力に富む反面、何事も大胆に断言したがり、かなりの偏見の持ち主ですが性格的には健全です。
知的・合理的な精神を持ち、良い意味での実利性もあります。

これに金星も合。
優美さが加わります。憎めない人柄の持ち主、と言えるかもしれません。

太陽と水星の合に土星がトライン(120度)で調和。
太陽と水星の合の実利性に、堅実さが加わります。

太陽と水星の合に木星がオポジション(180度)で不調和。
木星は幸運や拡大性を司る星。
スケールの大きさにはやや欠けていたかな、という印象です。
太陽と木星のオポジションという配置から、意志を貫こうとすると不運が付いて回る、なんてことあったかもしれません。

火星と土星がオポジション(180度)で不調和。
厳格さや過酷さに傾きやすいところがあります。
疑いと不信の念を抱くため、周囲の抵抗と敵意を招きます。
力が尽きると破壊的になりやすく、何事も長続きしない傾向があります。
無謀から起こる災難や、地位に関する不名誉な事件にも注意を促します。

これに木星を挟んでメデイエイション(調停)。
木星の影響で火星と土星の凶座相の作用は大分和らぎます。
幸運の星である木星の力が上手く生かせれば、物事を有利に進めることが出来るでしょう。

月と海王星がトライン(120度)で調和。
優れたインスピレーションと幻想的な才能を持ちます。
同情心が強く慈善的な関心もあります。
大きな名声を得る半面、自己陶酔的な面があり、非現実的な望みを持ちやすい。


   まとめ
二面性のある人だったのかな、という印象です。
THE獅子座な人ではありますが、魚座の月も持っていて意外にも同情心が強い。
芸術に対する理解力も高くて。
朝廷の威信を復活させるためというだけではなく、二条天皇自身が芸術を好んでいたのかもしれません。

「意志を貫こうとすると不運が付いて回る」
これは確かにそうかも。
不運というか、健康をどんどん損なっていきましたね。

火星と土星がオポジションの、
「厳格さや過酷さに傾きやすいところがあります。
疑いと不信の念を抱くため、周囲の抵抗と敵意を招きます。
力が尽きると破壊的になりやすく、何事も長続きしない傾向があります。
無謀から起こる災難や、地位に関する不名誉な事件にも注意を促します。」
は、確かにそんな感じです。
先鋭的過ぎて、誰からも理解が得られなくなったり、ということがあったのかも。

改訂後はそれほど特別なホロスコープという印象は受けませんでした。
四元素のバランスもまずまずですし。
ただ、不動宮に惑星が集中しているので、頑固で環境に対する適応力に乏しいことがあだとなったのかな、という印象です。

〈グレゴリウス暦で診た改訂前〉
□…スクエア座相(90度)

太陽と金星、水星と金星が獅子座で合。
獅子座の第一旬の太陽。気迫のある強い性格の持ち主で指導力に優れ、社会に対し大きな責任を果たそうとします。太陽の否定的な部分が現れると虚勢を張り、暴政を敷くようになります。同情心を失い、自己本位な信念を抱くようになるでしょう。
これに金星が合。男性はやや柔弱で、裕福な女性から援助を受ける傾向があります。
水星と金星の合は人付き合いが良くて如才なく、話術に魅力があることを表します。楽しい遊びや社交を求め、音楽・美術・文芸を愛好します。

天秤座の月。
知的レベルが高く、良き教養人としての素質があることを表します。心は不安定ですが人生に対する精神的興味が強く、対社会的にも活発な交渉を展開します。仕事でも思想でもスケールの大きなものを好み、何事にも精力的に取り組みますが、反面不用意な行動も多いようです。多情で浮気っぽく、多くの異性と交渉を持ちやすいでしょう。

太陽・金星、土星、月が火のグランド・トラインを形成。
意思・愛情・困難を乗り越える力・感情が調和的に働くことを示します。情熱的で個性が強く、他人の干渉を許さないところがあります。理想が高く、野心的です。欠点は性急で思慮分別を欠きやすいことです。

太陽・金星、海王星、木星が海王星を中心にティ・スクエア。
太陽と木星のオポジション(180度)。不用心そのものの楽観主義があり、そのうえ高慢で放縦な性格です。自己宣伝が多い割には約束事に忠実ではないようです。野心的で冒険心が強く、向こう見ずなところがあります。
金星と木星のオポジション。極端に感情に走りやすい傾向があり、世辞を喜ぶ傾向があるようです。贅沢で派手好き。道徳や法律を甘く考えやすいところがあります。誠実さに欠けるため、友情や愛情関係が長続きしません。

この三天体に海王星がスクエアとなっていることから、理想主義や夢想的な考えが悪い影響を及ぼすことが考えられます。
非現実的なアイデアを持ちやすく、具体性に欠けた計画や根拠のない信頼から人生を混乱に導きがちです。感情過剰になりやすく、迷信深さとだまされやすさもあるようです。(木星□海王星)
子供っぽい自己中心的な性格です。物事に無関心かと思えば、現実離れした夢のような名声や成功を渇望することがあります。他人に依存しやすいことが他人に乗じられる原因を作ります。(太陽□海王星)
不安定な情緒と官能への耽溺性を持ちます。自己欺瞞が困難を招きやすく、偽りの世界に安住する性質もあるようです。性的な事柄か金銭的な事柄が原因で名声に傷をつけたり、非難を招きます。(金星□海王星)

天王星、水星、冥王星が水星を中心にティ・スクエア。
天王星と冥王星のオポジションは時代変革の嵐と体制危機をはらんだ座相です。現存しているものを転覆させようとする性質を持ちます。
これに水星がスクエアとなっていることから、知性が災いすることが考えられます。
聡明ですが凝り性で、奇妙な研究癖があるようです。皮肉っぽく、何事にも反対する性質を持つため人に疎まれやすいでしょう(水星□天王星)。
詮索癖があり、考えすぎて頭が疲労しきると破壊的になりやすい性質をもつでしょう(水星□冥王星)。

太陽、火星、土星、木星が火星と土星を中心にメディエイションを形成。
火星と土星の位置により、太陽と木星の凶座相の影響が和らぎます。火星の情熱と土星の堅実さを上手く活用することが出来れば、向こう見ずから起こる困難を乗り切ることも可能でしょう。


これだけ複合アスペクトがたくさんあるホロスコープは珍しい。特別な人生を歩むことがあらかじめ決まっていたような人。
太陽と月を含むグランド・トラインの持ち主だから、目に見えて優れた人だったんだろうなぁ。でも悲しいかな、運が付いてこない(木星の位置の悪さから)。太陽と木星の凶座相は、他の惑星との位置関係からも随分と強調されてしまったのではないかと。角度も180.28とかなり正確だしね。あと天王星と冥王星の凶座相の影響をモロに受けちゃったのね…。「男性はやや柔弱」「迷信深さとだまされやすさもあるようです」「考えすぎて頭が疲労しきると破壊的になりやすい性質」病は気からっていうしねぇ。特にあの時代。心労と迷信深さがあいまって床についてしまったのかな。野心さえ抱かなければ、一教養人として平穏に暮らすことも出来たのかもしれませんね。


なまじ天皇という位を与えられてしまったがために不幸になってしまったんじゃ{%冷や汗2docomo%}。例えばもし臣籍降下していたら、すごく優秀な官人になっていた気がする。もしくは当初の予定通り出家していたら覚性法親王や慈円のように確固たる地位を築き、歴史に名を残していたのかもしれない。
言い方が悪くて申し訳ないのだけど、‘自分の身の丈にあった生き方,が出来ていれば、それなりに人に認められてまずまずの幸福が得られたのでは?とか考えちゃう。ほら、鶏口と為るも牛後と為る無かれ、っていうじゃない?鳥羽→崇徳→近衛→ときたら、近衛に嗣子がいない時点で皇位は崇徳の子の重仁親王、と考えるのが当時的には妥当だったと思うんですよ。やっぱり。そしてそのことに気付かない二条天皇ではなく。なんとなくひっかかりのようなものを覚えていて、それがときに苛立ちとして表出してしまったんじゃないかなぁと。
高く高く積み上げていったプライドは、ダルマ落としのように自分ではもう崩せない。帝という尊位にある人間に対してそれを打ち崩すことはどうしても憚られるわけで。見るに見かねた父親が諌めてもつっぱねちゃうし。過信ともいえる自信の強さの表れですね。そんで高飛車なまま進んで行ったら案の定壁にぶち当たっちゃった。優秀な人ほど他人の理解を得られなかったり、円滑な人間関係を築くことが出来なかったりするよね。妥協したりすることが不得手なのかな?凡人の私にはわからんけど。
後白河院に反発したのには、陰に陽に暗愚と言われていた父親そのものにコンプレックスがあったのではないかと思う。帝としての権威が必ずしも盤石ではなかったことは、自分自身認識があったはず。‘叔父から甥への皇位継承が不自然なために担ぎ出された中継ぎの帝,にすぎない父親と、その皇子である自分。このことに起因する不安や焦燥感が強引な振る舞いや発言に結びついてしまったのでは?
しかし22才で亡くなったわりには強烈な存在感のある天皇だな。もし彼が長生きしていたら、政情はどうなっていたんだろう。後白河院の側近に無理やり退位させられるたことは十分考えられるな。六条天皇に有力な後ろ盾がいなかったのが一番イタイところ。藤原育子が母后とはいえ、しょせんは養母だしねぇ。仮に実子だったなら摂関家と徳大寺家の支援を受けて、高倉天皇-平家ラインとも渡り合えたのではないかと思うんだけど。
…「仮に」「~だとして」とか考えてたら頭がこんがらがってきた(+_+)

末の世の賢王という評判もある一方で、不孝者といった悪いイメージの方が強い二条天皇。彼もまた、激動の時代の犠牲者だったのかもしれませんねぇ。と無理やりまとめてみる。

   参考文献
岡本翔子 心理占星学入門 2000 扶桑社
石川源晃 1992 [演習]占星学入門 平河出版社
石川源晃 1991 [実習]占星学入門 平河出版社
流智明 1986 占星学教本 JICC出版局
ルル・ラブア 2005 占星学 実業之日本社
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プロフィール

ゆきめ

Author:ゆきめ
ブログタイトル:しおんのいだしぎぬ。

日々のこと、趣味について語りたいと思います。
心理学、西洋占星術、歴史(主に院政期)など。
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2012年11月6日ウェブリブログから移行しました。記事の上にある参照数とブログ気持ち玉はウェブリブログのときのものをそのまま載せたものです。

公募小説の投稿などは「遠野紗雪」という名前を使っています。
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