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2017-04-21

西洋占星術で見る承久の乱

西洋占星術の観点から承久の乱を考察しました。

三浦平九郎判官胤義さんのこちらの一連のツイートが興味深かったので。
https://t.co/DN4YPEFyLV
https://twitter.com/bot_miura9/status/854678797945151488

上皇が三人になった承久三年四月二十日(ユリウス暦5月13日)。
myastrochart 1221年5月13日
太陽・土星・冥王星が冥王星を中心にT-スクエアをとっています。
太陽(朝廷)と土星(幕府)を冥王星(政治・権力)が鋭く対立させている、とも読めます。
土星=幕府、とするのには無理があるかもしれませんが、土星には「社会的な」「質実剛健の」といった意味もあるので、あながち間違っていないようにも思えます。

水星と海王星の合
知性とロマンの合致。水星は他にもコミュニケーション能力や知識人といったキーワードがあります。そういったこと・ものが海王星的な幻想と結びついたということでしょうか。

これが天王星とはオポジション(180度)で凶座相。
改革には失敗しそうです。

冥王星とはトライン(120度)で吉座相。
政治的にはそう悪いことではなかったのかもしれません。

木星・火星・カイロンのグランドトライン
幸運の大三角形・グランドトライン。
情熱をもって(火星)、弱者を救う(カイロン)と木星の恩恵が受けられていたかもしれません。
義時追討の院宣を出すよりも、民衆を味方につけるのに適していたと思われます。

承久三年五月十四日(ユリウス暦6月5日)。
myastrochart1221年6月5日
後鳥羽上皇が実際に兵を集めた日です。

太陽と水星の合
太陽(朝廷)に知力が結集したのかもしれません。

月と土星の合
月は女性を意味します。土星(幕府)に女性、あるいは女性的なものが味方しやすいことを表します。その代表が北条政子だったということなのかもしれません。

太陽・水星と月・土星は水星と土星がオポジション(180度)で対立しています。

そして木星と冥王星の合が月・土星の合とスクエア(90度)で緊張状態です。
スクエアは本来凶座相ですが、刺激を与えたり、生涯の克服・努力を促すアスペクトでもあります。これがかえっていい作用をもたらしたのかもしれません。

太陽(朝廷)は天王星とトライン(120度)で調和的
なので、改革を起こそうとしたのは自然なことのようにも思えます。が、調和座相ゆえに、楽観的だったかもしれません。


内円を後鳥羽院のホロスコープ、外円を挙兵の日として、二重円を作成しました。
doublechart 承久の乱

二重円は見方が難しいので余力があったら鑑定します。

陰陽師からは10月上旬にすべき、といわれていたようです。
中間値である旧暦10月5日をユリウス暦に直すと、1221年10月21日。
myastrochart 1221年10月21日
太陽・金星・天王星が合(0度)。
太陽(朝廷)・金星(経済力)・天王星(改革性)が上手くマッチして、その力は甚大なものに。

太陽・金星・天王星に冥王星が60度で調和座相
政治的にも上手くいったでしょう。有力な政治家が味方してくれた可能性もあります。

太陽・金星・天王星と海王星は180度で不調和
ロマン的な物、理想的なものとはかけ離れたものになっていたでしょう。

たしかに陰陽師のいうとおり、10月上旬にしていた方がよかったかもしれませんね。
幕府に勝てたとは思いませんが、惨敗することはなかったのでは?
経済力を盾に幕府の力を削ぐだとか、弱者(月とカイロンの合)を味方につけて民衆の信頼を得るとか。
このあたりは承久の乱には詳しくないので適当に言ってますが。
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2017-04-12

「小説家になろう」サイトで小説を発表しました

二か月ほど前に占い小説が完成しました。
歴史上の人物について、占いを用いて考察する、というのが占い小説の主な内容です。
タイトルは「アストろじっく!聖徳太子篇」です。

小説の概要を載せた企画書を、占い本を扱っている出版社数社に持ち込みました。

企画書には小説のあらすじ、想定する読書層などを記載し、
「巻末か文中に『解説』の項目を設け、読んでいるうちに自然と占い・占星術の知識が身につくような本にするのはどうでしょうか。可能であれ ばプロの占い師・占星術研究家の方に解説をお願いしたいです」 
という言葉を添えました。

メールで持ち込みはやっていますか?と尋ねる形をとりました。

一社から「会議にかけます」というお返事をいただきました。
その結果は「弊社としては見送らせていただく」というものでした。
理由を尋ねたところ、「売り方が難しいため」とのことでした。
結果は残念でしたが、丁寧に対応していただいて本当に嬉しかったです。

また、占う人物を源頼朝か平清盛、あるいはその両方にして、シリーズものとして占い小説を書くのもいいなと思っていたので、
企画が通らなかった理由をはっきりいっていただいたのも助かりました。
小説の内容以前の問題なら、仕方ないかなと。
書き始める前に教えていただいてよかったです。

こちらの作品はなんとか形にしたいという気持ちが強く、自費出版や同人誌、アマゾンkindleなども考えていました。
国会図書館に自分の本を献本するのが夢なんです。
が、金銭的な理由や、「全く売れなかった場合に発表したくなってしまうかも」という危惧から、あとで出版も出来る「小説家になろう」サイトで発表することにしました。

「小説家になろう」サイトのマイページです。
http://mypage.syosetu.com/1037362/

こちらのサイトでは、投稿したけれどダメだった作品なども掲載しようかなと考えています。

「占い小説? 面白そう!」と興味を持って下さった方、応援して下さった方、どうもありがとうございました。

しばらく自分の書きたいものは何なのかを見つめ直してから、また地道な投稿生活に戻ろうと思います。

以上、報告でした!
2017-04-03

今鏡マンスリー「師通」

堀河天皇の御代のことであった。
朝廷では、まだ年若い帝を差し置いてその父白河院が政務を執っていた。
摂関家の嫡男、藤原師通はそれが気にいらなかった。
表立って院に反発することもあった。

ある日、師通は帝の面前でこう言った。
「あなたさまは主上。唯一無二の存在なのです。父院のすることをただ黙って見ているべきではありません」
まだ幼い帝は、
「そうだな。だが、私はまだ非力だ。それに父に従う上達部も多い」
と答えた。
「そのような輩は、私がこてんぱんにしてみせます」
師通が胸を張る。
その様子がおかしかったと見え、主上は
「頼もしいな」
と笑った。

数日後、師通は院の御所の前を通った。
車がたくさんとめてある。
それを見た師通は、こう言った。
「降り位の帝の御所の前に、上達部(かんだちめ)の車が止まっているとはけしからん。車を破却しろ」
「はっ」
師通の随身が車を壊していく。
あたりは騒然となった。

それを後日聞いた主上は、師通を呼び出して
「やりすぎだ」
と叱った。
「院に媚びを売る輩には、あれぐらいしてもどうということはありません」
師通は平気な顔でそう言ってのける。
「だが、車を破却された上達部が可哀想であろう?」
主上が師通の目を見て言う。
「……。申し訳ありませんでした」
「わかればよい。今日は下がりなさい」
「はい」

師通は帰宅後、うすぼんやりと視線を宙に漂わせていた。
「どうかされましたか?」
屋敷の居候の法師、恵信が聞く。
「主上はとてもお優しい方ではあるのだが、いささか気のお弱いところがあってな」
「そうなのですか?」
「ああ。それで私はときどきやきもきしてしまうのだ。私と主上は正反対だからな」
「そうかもしれませんね。ですが主上とあなたさまには三つの共通点があります」
「ほう、それは何だ?」
「一つには、御目の麗しいこと。二つには、管絃に巧みなことでございます」
「三つめは?」
「それがわかるのはもっと先にございます」
「もったいぶるな」
「まあそう言わずに。じきにわかる時が来ますよ」
そう言って恵信はうっすら微笑した。

師通は、宮廷の宴で主上と会話する機会を設けた。
「私と主上には、共通点が三つあるのだそうです」
師通は恵信に言われたことを主上に話した。
「誰がそのようなことを?」
「恵信という法師です。門の前で行き倒れているのを私が拾いました。話してみるとなかなか学のある法師でしたので」
「そうか。面白いことをいう法師だな」
主上は微笑した。

家に帰ると、師通は恵信を呼び出した。
「主上がお前のことを誉めていたぞ。面白いことをいう法師だと」
「そうですか」
恵信が目尻を下げる。
「お前はいったい、何者なのだ? お前ほどの碩学の法師が、乞食のような風体をして行き倒れるとは。なにがあったのだ?」
「近頃物忘れが激しくて、思い出せませぬ。ですが、何者といわれればそうですね、主上と院のことを古くから存じ上げている者です」
「主上と院を? お前、主上にお会いしたことがあるのか?」
「いいえ。ですが、存じ上げているのです。主上が生まれる前から、ね」
「おかしなことをいう。説法の一種か?」
「まあそんなものだと思って下さい」
恵信はそう言って笑った。
薄気味悪い笑い方だった。


しばらくして師通は病で床についた。

夢かうつつか、師通の枕元に恵信が立った。
師通が言った。
「お前の正体が今になってわかった。お前は、頼豪の関係者だな?」
祈祷の者が読み上げた悪霊の名の中に、主上の兄敦文親王を誕生させるも呪い殺した僧侶・頼豪の名があったのだ。
恵信が答える。
「頼豪は私の師。そして実の父でもあった。私の真の法名は頼恵である」
「私を呪ったのか?」
「私にそんな力はない。だが、予見はしていた。そなたと主上。二人の共通点。それは、父に先んじて死ぬこと」
恵信、いや頼恵はそう言い放った。
主上にお伝えせねば。
師通は身体を起こそうとするが、力が入らない。
「その身体では無理だ」
頼恵がとどめを指すように言う。
「無念だ」
師通が呟く。

数刻後、師通は絶命した。
プロフィール

ゆきめ

Author:ゆきめ
ブログタイトル:しおんのいだしぎぬ。

日々のこと、趣味について語りたいと思います。
心理学、西洋占星術、歴史(主に院政期)など。
よろしければおつきあいくださいませ☆

2012年11月6日ウェブリブログから移行しました。記事の上にある参照数とブログ気持ち玉はウェブリブログのときのものをそのまま載せたものです。

公募小説の投稿などは「遠野紗雪」という名前を使っています。
note、「小説家になろう」サイトにも投稿しています。

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